
KUNGFU STAR
ジェット・リー
李連杰 / Jet Li
プロフィール
ジェット・リー(李連杰)は、中国武術の競技経験を映画へ持ち込み、精密で流麗な動きと端正な英雄像によって国際的な地位を築いた俳優です。少年期から武術選手として高度な訓練を受け、映画デビュー作『少林寺』で一躍人気を獲得しました。
香港進出後は、ツイ・ハーク監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ』シリーズで黄飛鴻を演じ、伝統、近代化、民族意識の間で葛藤する知的な武術家像を確立しました。高速の拳脚だけでなく、傘、梯子、長棍、布などを用いた複雑なアクションを、ワイヤーワークと編集によって優雅に見せています。
『フィスト・オブ・レジェンド/怒りの鉄拳』では陳真を演じ、伝統拳法と近代的な格闘理論を組み合わせた、実戦的で簡潔な戦いを披露しました。『HERO』『SPIRIT』では、武術家の倫理、国家、復讐、自己克服といった主題を、抑制された演技と身体表現で支えています。
ハリウッドでも悪役・主人公の双方を演じ、中国語圏の武術スターが国際映画で継続的に活躍する道を広げました。ジャッキー・チェンが道具と喜劇を軸にするのに対し、ジェット・リーは速度、線の美しさ、精神性を強く印象づけるスターです。
主な活動区分
- 男優:俳優として、身体表現、役柄の造形、共演者との呼吸を通じて、香港・中国語圏のアクション映画を支えた人物です。
調査の手がかり
香港映画の人物名には広東語・北京語・英語・日本語の表記揺れがあります。複数表記で照合し、作品の公開年とクレジットを確認してください。